
初めてレーザー加工に挑戦した新しいペット樹脂のシリーズです。現在ギャラリー佑英(8月6日まで)にて開催している個展で展示しています。
私はいままで機械で加工された作品を甘く思っていましたが、自分で実際にやってみたら結構大変な作業であり、人間の手が良く入ることに気づきました。5月にCADの専門家シナモン•リーさん(Cinnamon Lee)のアーティストトークを拝聴して感動しました。彼女の作品をご覧頂ければこの大変さはよく分かります。
はじめに切り紙で海藻をイメージしたデザインを計画して、磨いてゆく。納得したデザインを紙からコンピューターデーターに換えて(イラレを独学するのは大変でした!)切断加工は東大阪の業者さんに依頼しました。
佑英さんもこの話をブログに既に載せてくれましたが、まず相手にしてくれる業者さん探しから始まり。少数で複雑なデザインは完全に無視されますね。幸い、たまたま私の作品を気に入ってくれた一人の業者さんにお世話になりました。
加工技術に対して彼にいろんな工夫していただきました。アクリル樹脂は割れやすいため繊細なデザインには向いてませんでした。私は手作業で透かした物を彼に見せて、機会加工で再確認。やはり触るだけでぽきぽき割れました。それでもっと柔軟性をもつペット樹脂を勧めてださいましたけど、ペット樹脂はアクリル樹脂と性質が違い、試作ピースにはひどいバリが発生して傷だらけ。一番細かいデザインには千切れが多く、機械がもっと簡単にデーターを読めるようにデザイン段階に戻ります。傷、バリの問題には業者さんも気になってくれて防止対策をしてくれました。再度加工は美しい!
今度は前程のバリは見えませんでしたが、目立つものなので徹底的に取り除く必要はありました。これは手作業でしかない。キサゲと紙ヤスリで長時間かけて表面を滑らかにしました。その後は染料で着色段階に入ります。
さまざまな色彩を組み合わせて何回も浸けたらとても華やかにピースになったと思います。ひとつひとつはユニークな色のバリエーショオンです。最後に各デザインに合わせた銀の金具を作り、組み立て、色糸を通したら完成。
結果に自己満足していましたが、他の方にどう反応されるか。ちょっと不安を抱えて展示場にだしたら結構好評があり佑英さんの御陰でいくつかお買い上げになりました。びっくり!
今回の作業は初めて他人とコラボができまして新しい経験になりました。大変いい勉強にもなりましたし、企業の新しい世界を見ることができました。業者さんに感謝しています。Mさん、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。